二冊の涙
2006年 04月 10日
*明日の記憶*
広告代理店で中間管理職としてバリバリ働いている
サラリーマンが、突然、若年性アルツハイマーに襲われ、
妻と二人三脚で病魔に立ち向かう。
働き盛りで発症する若年性認知症には、失業や子育て
への障害など高齢者と違った悩みがあり、特に一家の
大黒柱の場合は切実です。 最後の場面の夫婦の姿を
思い浮かべると、涙が溢れて止みませんでした。
人を愛するとは。 一緒に生きるとは。
夫婦の愛と絆を描いた作品です。
*1リットルの涙*
中学3年の時、脊髄小脳変性症という難病に襲われる。
頑張って普通高校へ入学するが、手助けがなくては困
難な状況になり養護学校へ転校。
養護学校を卒業後は、自宅療養と入院を繰り返すように。
文字を書くことすら困難な状況になり、25年と10カ月の
短い人生に幕を閉じた亜也さん。
担当医への、「先生、わたし結婚できる?」 の言葉に、
涙を止めることができませんでした。
「生と死」に対する生きる意味を語りかけてくれる作品です。
by ayachika7
| 2006-04-10 17:48
| 本・雑誌